89)ダイビングスクール
二人の共通の遊びを見つけよう
おいらが好きな遊びは~海中に潜りヤスで魚を捕らえることだった~理由は海中の景色にもある~地上とは異なる色彩と風景は未知の世界のように魅了される~なので熱帯魚も飼っていた~ならば彼女にも海の世界を見せて上げよう~

初心者ならダイビングスクールがいいかも~一緒に行こうと誘った・ 雑誌広告に和歌山由良町で1泊2日:レンタル器材も揃っている~由良なら釣りの時に良く通るので慣れている~海水の透明度はイマイチだがこれはしょうがない・申し込んだ~
当日は5時過ぎ起床でバタバタと準備をし車を走らせた~8時半の集合前に到着すると20人以上が来ている~意外と多いんだな~一日目は海中での知識や用具の使い方の講義 ・翌日は実技体験・ウエットスーツに着替えて重いボンベを担ぎ~班別に分かれてインストラクターの誘導で海中に潜る~

海中はウエットスーツを着用すると水の冷たさを感じない・ボンベでプカプカと浮く感じになる~だが2mほど潜ると水圧がかかりだし~水深3m~以下では上から押さえられるように水圧を感じる~
ボンベの酸素は30分ほどしか持たない~切れる前に陸に上がり交換をし又潜る~ここの水深は7m位だった・海底の水草に小魚が群れている・ア~砂地に小さいタコがいた~いつもの光景だ~
午前の潜りを終えると少し気分が悪くなった・あれ~これは船酔いだ~ボンベが波で揺れ動くと船酔いするのか~こりゃ~知らなかった・
ボンベの重みや取り替えの不便さと船酔いがあるなら~やはりおいらは水中眼鏡とシュノーケルの素潜りの方が楽でイイやと感じた~ただウエットスーツはイイ<これを着用すると疲れない>

海水浴で疲れるのは低水温から体温の保護をする体内の働きが~エネルギーを消耗し疲労になる~だがウエットスーツなら体温キープができて疲れない・これは重宝だと半袖のウエットスーツを買った~
夕暮れに終了したが~思ったよりも強行スケジュールだった~この時の彼女は海の景色を見る余裕はなかったかも~だが二人して国際ライセンスを取得できた~


湯浅の海に高島という無人島がある<かるも丸>の船頭さんに予約をし・何度か島に渡った・ここは誰もいない遊び場で解放感がある~いとこや子供達と10人で行ったことがある~
無人島の開放感はさすがに子供たちも大喜びだった~いとこは早々と疲れてバーベキューの準備をしてるのだが・おいらはウエットスーツ着用で疲れない~子供達と遊んでやれた~いとこはタフだな~と言ってたが<これはウエットスーツ>のせいなんだと伝えた~
この島はアワビやサザエを採って持ち帰ることが出来る~だが4~6月頃に誰かが先採りに行くようで7~8月頃にはもう採れない~又、和歌山の海中の透明度は日ノ岬から先は綺麗になる~白浜の海水浴場は魚釣り禁止なので魚が多い~少し沖に出ると足元で魚と接触するときがある~


海は楽しい~ 海水浴場よりも磯場の方が好きで良く行った~人も来ないので解放感と素潜りを楽しめる~帰りはニナ貝とかを採ってビールのつまみにすると二度楽しめる・やはり原始的な遊びは楽しい~
原始的といえば~近年にアマゾン部族の子供たちもスマホを持ち学校に行きだしたとか~だがそこにはイジメがあったり・仕事にも馴染めず~自殺をする若者が出て来たという・文明の発展は幸せをもたらす訳ではなく~部族の文化は残して上げるべきだと~思った・


90)子供ができた~
この頃にやっと人並みの家庭生活を送っているような気がした~そんな時だった子供ができたと云う・自分には縁がないと思っていたが・少しづつお腹が膨らむごとに父親になれるのかと・実感が湧いてきた~

子供がお腹にいる時に<これだけは守ろうと思った>妻には日々を機嫌よく過ごして貰う~理由はお腹に子供がいる時に心配事やアクシデントがあれば~感性に悪影響があるかも知れない~毎日気分よく過ごせば健やかな性格に~との持論がうまれた~
この先は自分のことよりも子供中心になるんだろうな~私事はひと通りやってきたので・悔いはない~この先はどう育てれば良いのだろうかと~想いを巡らせるようになっていた~三月が過ぎると男の子だという~嬉しかった・
色々と考えてみた~子供にはやって良い事と悪いことは早くに教えといた方が良さそうだ~小学5年と中学二年にパチンコ店とボートレース場に一緒に行き・見学をさせる~理由は~
パチンコ店で台に食らいつく大人たちがどれほど時間を無駄にしているかを観察する~投じたお金は店舗の運営経費・従業員の給料支払いになる~<お客さんの服装やその姿を見学させる>


ボート場も同様にお客さんを観察させる~投じた約30%はピンハネで消える~1レースごとに賭金はピンハネされ一万が7千円・7千円が4900円・4900円が3400円に~そこに群がる大人たちの姿を見せる~
後にビジネス街で人間ウオッチングをする~その他の職種も幅広く・一緒に見学に行く~学校で教えないことを教えるのが親の勤め~この様なことは成人になって~とやかく言っても遅い~子供の頃にしっかり方向性を見い出せるように~道しるべを作ってあげる~

高校・大学のバイク通学もそうだ~道路はバイク走行に不向きだ<必ずや事故を起こす>バイクの走行中は信号と車しか眼中にない~一日50分乗ったとしても年間の総時間では凄いロスタイムになる~電車通学なら本は読め~人の観察もでき~考え事もできる~
じゃ~息子に何になってもらいたいと考えると~東京芸大~映画監督はどうだろう~子供の頃から一緒に映画を観て感想を語り合い~太秦映画村とかに遊びに行く~楽器の一つも覚え趣味でシンガーソングライターならば直良し~このような事を想像するようになった~


出産は善通寺の産院だった~そして息子は誕生した~不思議な思いがした~随分と遠回りしたんだ~やっと子宝の意味が理解できた~宝以上の”モノ”だと知る・遅まきながら~
91)子供の将来を考えてみた
出産を終え~三人で大阪に戻った<一人増えたぞ~>新生活の始まりだ~子供の顔を見る度に安心感と幸福感が湧いてくる~親は子供のためなら何でもできるんだろうな~やっと親の気持ちが解ってきたような~そんな日常を味わえた~

優星は日々育ってゆく~最初に買った玩具はハーモニカ~これほど小さくて多機能な楽器はない<赤ん坊でもできる・どこでも鳴らせる>音楽に興味を持ってくれれば~
それには少しばかり希望があった~将来を展望した時<本職を持ち・趣味でシンガソングライター>になれればと~道を切り開いておきたかった~
出生時から息子名義で預金通帳を作った~一年目は毎月一万円・2年目2万円・3年からは毎月3万円にした~これを積み立て20才に自己資金として渡す<銀行の信用も出来る>

これも考えた~中二になったら100万円の資金で株を始めてもらう~それは資本主義構成を実践で学ぶことと<現金と投資金は別物>将来に何かで利益を得たとしても<成金趣味>になって欲しくないとの思いがあった~
子供は覚えが早い~言葉でとやかく教えるよりも中身を知れば知恵もつく~20才を過ぎれば億単位になる可能性もあるが~これは現金とは違う~

肝心なコトも
人の道にはやって良い事と悪い事がある<事前に頭に入れておくことが肝心>何かが起きてからでは遅いのだ~いざという時に迷うことなく<YES・NO>の分別が出来るよう~せめて教訓の十ヶ条は必要だと考えていた~
博多に連れて行った
優星が少し成長したので新幹線でおふくろに会わせに行った~生後まもなくに来阪した時もすごく喜んでくれた<初めて親孝行ができたような気がした>占い師に診てもらったとか~子供はいい子だと言われて上機嫌だった~
実家は博多ベイサイドに100mで行ける、遊園地が出来ていたり水族館があったりで楽しめる~余程気に入ったのか夕暮れになっても帰ろうとしない~帰るふりをして片隅に隠れて見たが・その場から動こうとしなかった、息子は結構・自分の考えを通すんだ~




翌日に福岡ドームに野球を見に行った~まだ意味が分からないので雰囲気だけを味わって一時間ほどで帰ったが・博多は気に入ったようだ~
その後も~志摩スペイン村・伊勢神宮・六甲山牧場や金剛山にはよく行った・淡路島ホテルは部屋から花火大会が観れて格別だった・金沢・能登半島には以前から行ってみたいと思っていた~流石に百万石だ~漆の木はアジアにしか生息せず~日本は最北で質が良いとか~




江戸時代~漆器をヨーロッパへ売り出した時に~欧州の王侯貴族達は・その奥深い「漆黒」を神秘的だと宝石と同等の価格で取引されたという~それほどに魅了される良品だと感じた~
92)また引っ越しだ~
3年が過ぎた頃に時々優星が咳をするようにな~おいらも住みだして一年程して喉の調子が変だった~西側の窓縁を調べると<ススが溜まっていた>遠くを見渡すと7㎞ほど先の大きな煙突から白っぽい煙が風に乗って~こちらの方向へ向かっている~


調べると住之江区のごみ処理施設からの<煙だった>10階部屋で途中に障害物がない~風に流されてるようだ~やっと原因がわかった~
すぐに引っ越しだ~阿倍野区を探してみた~たどり着いたのが近鉄線今川駅前のワンフロア・マンション92平米だった~7階建て各一室で風は4ヶ所から入る~2階なら階段も使えて便利だ~家賃28万だった~
この時~不動産屋に火災保険は?と尋ねた~すいません置いてないんですと言われた~通常は不動産屋の方から火災保険の申込みを勧められるはずなんだが~?




引っ越し後に近くを散策するとのんびりとした町だった~電車は高架線で風景を楽しめた~住みだして1ヶ月が過ぎた朝だった<あれ~どうしたんだろ>この部屋が火事になるかも知れないと予感が走った~
消火器を買いに行こう


ホームセンターに行き消火器を購入した~一つは火元に投げれば消火できるとか~消火器の使い方を教え<火元は解らんが~この部屋は火事になるかも知れない>と伝えた~



子供が3歳になり夏だ~
まだ行ってない宮古島に行ってみよう~飛行機に乗せるのは初めてになる~調べると大丈夫のようだ~出発進行~ホテルに着き~裏側に出て見れば~砂浜のビーチになっていた~透き通った海水はきれいだ~人もまばらで太陽は眩しく輝いている~やはり南の島だ~




子どもの成長は早い~
夏も秋も過ぎて~あっちこっちへと連れて行きたい~ならば車高の高い車に買い換えよう~日産ラルゴ4WD(現エルグランド)これなら安全性も高く窓から景色も良く見える~12月7日に納車された~
当然の出来事~


12月27日~午後2時頃に携帯が鳴った~出ると知らないおばちゃんが慌てた声で ”あなたの家が火事になってますよ” だった~
大急ぎで電車に乗った<これほどに焦ったことはない>着くとすでに鎮火状態に~消防車の到着は早かったようだが~消防隊員が“全焼”ですと~部屋の中は真っ黒になっている<近所への延焼はなかった>




何も知らぬ優星は室内を見ながら・いいな~と言っている<これはね~火事といってみんな燃えて無くなったんだよと伝えた>原因は天ぷら鍋だった~妻と焼けた室内に入ると貯金箱が割れて硬貨が足元に落ちている~妻は拾おうとしなかった~
400枚のレコードとDenon プリメインアンプ・MARANTZ CDプレーヤー・YAMAHA -1000M &Harbeth& Sonus faberのスピーカーにTechnics のプレーヤーは幻に~火事の現実を知る~




翌日に迷惑をかけたご近所や上階の人に二人で粗品を持参し<謝罪に廻った>人って様々なんだと教えられる>この時は妻に謝罪の大切さを身をもって教えたかった~
難しいことは考えてもしょうがない<気を取り直して進もう>取りあえずは玉出の部屋に戻ろう~




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