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【第16章】仕事って何だろう~

目次

61)仕事って何だろう

若き頃~実家の呼び出しで離職を余儀なくされ~再び仕事を探す際に適職は何だろう?と考えた事がある<答えはやって見なけりゃ解らないだった>なに事もやれば慣れる・職場環境や人の出会いも関係する~自分に適してるかは~その時点の判断次第に~至った。

もし仕事をしないで一生暮らせたら~幸せなのか<それはあり得ない>過去の自由生活で体験済みだ~遊び方にもよるが”社会から取り残されてる”そんな『空虚間』を長くは続けられない~

人の世は資本主義社会<お金が世の要であり~競走社会になる>当然格差社会が生じる~個人的には現代より原始時代に憧れる<男性は畑を耕し・狩り・漁で汗を流し・女性は子育て・家事・料理で援護する~

仲間や家族との争いもなく自然環境の中で皆と連携して平等に暮らす~物欲を必要としない自由生活だ~この先に何かしらで人類社会が滅亡すれば~再びやって来るかも知れない~アハハ~

62)何でも経験してみよう

さあ~そんなことよりも~次は何をしよう~この頃は幾度かの転職で仕事の概念が変わってきたような~生きるために働くのではなく<遊びも仕事も同じではないか~人生もゲームみたいなモノ>要は時間&経験をどのように楽しむか~

勤めは~時間と労力の提供が報酬になるが~自営なら好きなようにやれる

便利屋なら何でもありだ

この際に色んなことをやってみようか~そういうことができる仕事は~と・便利屋なら~なにか知らないことも多々ありそうだ~やってみよう~

借りていた東心斎橋の事務所で便利屋を始めよう~まずはいつものようにスポーツ紙に広告を出しす《引っ越し・掃除・浮気調査・お手伝いから困りごとまでなんでもやります》とりあえずはこんなとこかな~スタッフも募集で2名が来て5人態勢でスタートした~まあ~なんとかなるさ~

広告をだすと~来た来た~早速引っ越しだ~それも毎週土・日には依頼がある~トラックがないので格安のレンタカーを借りて運んでも~利益になった~

ところがいざ引っ越しをやってみるとスゴク体力がいる~単純なようだが作業工程が多い~包装・持ち運び・積み下ろし・階段の登り降りとかも有り~立ったり座ったりで全身を動かす~一日三軒の引っ越しをやった時はクタクタだった~アハハ!

数ある仕事の中でも引っ越しは相当にキツイように感じた~オフィスの引っ越しは大変だ~何しろ物が多い~必要でない物までも運ぶ~<いっぱい~汗を流した>

引っ越し業は認可制だった

引っ越し依頼が多いので~この際引っ越し業を始めようかと調べてみると、こりゃ出来ないわ~トラックの台数・駐車場・従業員の寮とかを揃えなければ認可は降りない~条件が厳しい~

なるほど《これが世の中の仕組みなのか》と知る~既存業者を守るには簡単に新規参入はさせない~よくある何とか組合とかはそういうことだったのか~政治献金とかも絡んでくるわけだな~知らなかったな~

この日~東京の便利屋から電話がかかってきた~ある調査をお願いしたいと~<新聞に広告をだしてる便利屋は他になかったので依頼が来たようだ>

東京➡大阪へ出張すれば時間と経費が掛かる~現地の便利屋に依頼すれば安く収まる~と言う訳で調査は無事にこなしたが~東京の業者なら依頼者に出張費を含めた請求をするだろう~しっかりしてるからな~

鳩の掃除が依頼だったが

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この日~最初の電話は若い女性だった<枚方まで鳩の掃除に来てほしいんですが>ハイ承知いたしました・と一人のスタッフに《どんなことでも・何でもやります》ハイハイ主義で行っておいで~16時頃に彼はニコニコ顔で帰ってきた~

なんと~30万円戴きましたという、依頼者は結婚をしてから3年~手持ちのお金の使い道がないので、あなたに上げるわ~ほう~そうなのか、そりゃ~良かった~相性が合ったんだ~

どうやら掃除は鳩だけではなかったようで《めでたしめでたし》彼には忘れられない《美味しい仕事》になっただろう~😊

63)派遣業の始まりかも~

ラブホテルからの依頼だった<清掃を請け負ってくれないか>取りあえず連絡先を聞き返事は保留にしてもらった~考えてみればホテル従業員の仕事は掃除が主だ~派遣の方が安くつくかも~

ひょんなことから社長になった

タクシードライバーをやっているいとこに<何処か掃除屋さんはいないだろうかと尋ねると>自宅の三軒隣に数人のおばちゃんが時々集まっているけど掃除屋かもしれない~

早速行くとオヤジさんが一人ぼんやりと座っていた<依頼があると>バイトのおばちゃん4~5人を廻し細々とやっているとか~ならばこれはイイ話なので・早急に連絡をと~頼んでおいた~

その後~オヤジさんは新聞に掃除婦募集の求人広告を出していた~2年後には市内のホテルへ掃除派遣業の会社になっている~解らないモノだな~これは派遣業の始まりになったようだ~オヤジさんはひょんなことから社長になった<おめでとう>

64)浮気の調査依頼がきた

いつかはくるのではと~やはり来た~もし依頼があっても離婚は嫌だなと思っていた~どうすればうまく解決できるだろうか~依頼者は愛情あっての依頼であり<浮気を辞めて欲しい>が真意なはず~離婚になれば何かしら責任を感じるような気がする~

奥さんはすでに調査済み

依頼者と会った時にそれとなく言葉をかけることにした<何かあっても離婚はしない方が良いですよ~>中には心と裏腹に世間体を気にして離婚をする人がいる~最初に言葉をかけといた方が効果的かな~

最初の依頼は商店を営んでいる40代の奥さんだった~会うと即座に話を切り出してきた~予想通りというかそれなりに事前調査をしている~

浮気の痕跡は<スーツのポケットや財布の中身を見たり・車内のにおい・落とし物・ダッシュボードに指輪や避妊具を入れたまま~トランクにはプレゼント等があったり>で~ある程度は見えてくる・どうも車内に痕跡を残す人が多いようだ~

TVドラマの主人公だ~

調査の日~スタッフの姿に笑った~何を勘違いしたのかテレビの探偵物語と同じく皮のジャケットにサングラスで出勤してきた~そんな目立った格好じゃターゲットに気付かれるだろうと大笑いしながらグレイ系の地味な服装に着替えて出かけた

それではと現場に到着し待機するのだがこれが結構難しい~2時間過ぎても出て来ないので少しばかり小腹も空き~近くの雑貨屋でパンを買って戻ると・なんと~その時に出かけてしまった~ドジな笑い話だ~

ひとときも目が離せない~映画やTVドラマの様に格好良くない~ただひたすらに忍耐力を必要とする仕事のようだ~

奥さんの心中はぐしゃぐしゃ

ホテルの駐車場に入庫した時に奥さんは<当然>理性を押えることが出来ない~脱兎のごとく飛び出していった《あんた!なにしてんのよ~その女は誰なの》と掴みかかってゆく~ご主人はまさかのまさかでビックリ仰天!慌てふためいてしどろもどろ~浮気相手の女性は立場がなく・判断できないので~それとなくこの場を去るように~手で合図をした~

こうなるだろうと予想はできていた~奥さんは怒りで自分を見失っている<お家に戻ってお話しされたらどうですか>と声をかけ~ご主人は他人に弱みを見られ・ああ~と~おとなしく従った~

奥さんは怒った分だけ収まりも早いだろう~ご主人は恥ずかしい思いをし~これは離婚にはならないな~これで良かった~ここで解ったことは<ホテルに入る前と出た時では結果が異なる~

《探偵事務所のように現場写真を撮りまくり~詳細な報告書なら離婚率も高いだろうな》

特に芸能人は世間に周知されて離婚も多い~そんな時こそ<私は離婚はしません~転んだ時に支えるのが私の勤めです>とかの言葉を発した方が奥さん株も上がり・仕事も増えるのではと思ったりもする~まあ~他人に左右されず・信念を通せば後悔もしないだろう・が~

週刊誌に暴露記事を出す記者は職業とはいえ~相手を傷つけることになる<スクープ記事で雑誌が売れればそれでイイは~道義的とは思わない~そんな仕事はやりたくはない~

次の依頼人は少し控えめな感じの奥さんに見えたが~前回に学んだ形で<一緒に行きましょうと誘った>到着前に週刊誌を丸めて渡し~これで思いっきりご主人のお尻を引っ叩いてあげればと~現場に着くとオロオロとしていたので<急いで急いで>とけしかけた~この時のご主人は<止めてくれと逃げ惑う>それはコメディを観てるようだった~アッハハ~

浮気の代償は重い身を滅ぼす人も

浮気調査は4件だった~いずれも離婚なく終えた<これは最初の奥さんに教わったようだ>離婚になればその犠牲は子供になる<一生を左右する大問題だ>片親では愛情も教育も中途半端~双方にとっても良い事は何もないはずだと勝手に決め込んでいた~

知名度の高い人は浮気の代償も大きい~失くした信用を取り戻すには大変だろう~おまけに浮気相手に子どもでもできたなら~取り返しがつかない~くわばら くわばら~

便利屋は調査の専門業者ではないので利益よりも円満解決のほうを優先~雨降って地固まる~夫婦関係の見直しの良いきっかけになれば~だった。

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