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【第18章】ギャンブル狂いの人

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69)その人はギャンブルに狂っていた

それは土曜日の午後だった~事務所で雑誌を読んでいた~するとピンポーンとなったのでドアを開けると~どことなく薄汚れた姿の男が立っている~東京から来たと云うので取りあえずはとソファーに座ってもらい話を聞くことにした~

32歳独身鉄工職人だとか~20才からボートレースをやりだし<勝つことがない>毎月の給料は諸手当を含めて42万円~全て消えてゆくとか~やはり東京は給料が高い

余程思い悩んだのだろう😔表情も疲れはてている<これは重症だ~>

<ボートレースは依存症になり易いと聞く>エンジンの音だけで興奮するとか~

ひと通り話を聞き~答えはすぐに出た!

解りましたいいですか<私の話をよく聞いてください>あなたが此処へきたのは<運命です>あなたの先祖と会うように導きました理由はあなたにギャンブルを辞めさせるためです~

人には向き不向きがあってね<あなたはギャンブルに向いてません>何年も負けてた人が明日から勝てることは100%ありません~あなたはそれに気付いていない【今日限りで辞めなさい】😬

あなたは『この言葉を聞く為に此処に来たのです』

あなたの収入なら堂々と奥さんと子供を養えます<賭け事に使っていたお金は全部奥さんにあげなさい>それが今からの生き方です☺️幸せになれます~

もう大丈夫です<今なら間に合います>これからは自信をもって生きなさい解りましたね『すぐに奥さんを探しなさい~あなたを待ってる人がいます』

遠い地足を運び思惑とは全く異なる説法耳にした🙃帰りの列車の中で言葉を思い返せば~目も醒めるだろう~これはまさに彼の先祖の導きだった~今もそう思う~

70)公営ギャンブル場巡り

ギャンブル必勝法広告を出しておけば~それなりに売れてゆくようだ~毎日事務所で待機していても退屈になる~それじゃ~バイトを募集して一緒全国公営ギャンブル場廻ってみよう~

カードチラシを作成~開催地駐車場に止めてある車のドアーチラシを挟めば確実に見てくれる~そこから注文があれば旅の経費はできる<これなら旅と人間ウオッチングを楽しめる>おいらにはピッタリだ~とスポーツ紙で開催地を調べ~二人で車に乗り出発進行~

あるある~競艇・競輪・競馬・オートレースとほぼ何処かで開催されている~日本はパチンコもありで・まさに世界一のギャンブル王国だと気付く~

それにしても日々全国のギャンブル場に投じる金額算出すれば一体どの位になるんだろう~とてつもない金額になるんだろうな~考えると恐ろしい~

最初は徳島鳴門競艇場~人がまばらで館内は薄汚れて灰色だ~足元も黒く汚い・驚いた~これでは遊びに来ないだろう~舟券を買う気もしない~取りあえずは駐車中の車にチラシだけは挟んでおこう~

場内をひと周りするが食堂も汚く食べる気もしない~レース場や人を観察しても活気はなく売り上げも上がらないだろうな~此処の場長はまったく勉強不足のようだ~早々と去ることにしよう~

次は丸亀競艇場から松山競輪場~こちらの方は客数多く賑わっていた<やはり地域差がある>ギャンブル場を視察すれば地域経済も読み取れるようだ~やはり夜の街賑わっていた松山のスナックママは愛想が良かったアハハ~

本州に戻り~小島から広島・京都・愛知県・浜名湖へ~この浜名湖の競艇場には驚かされた~何しろ綺麗だ~駐車場から場内全てが整備されてゴミもなく警備員も配置されている~子供の遊び場もありで女性客もいる~鳴門競艇場とは月とスッポンの差がある~所変われ品変わるとはこのことだべ~

そうこうして四国から関東周辺まで公営ギャンブル場人間ウオッチング食べ飲み歩き20日ほど楽しむことができた~面白い経験だった~

必勝法を買ってる人の記者がいたようだ~彼らも何かと参考になるモノを探しているんだ~それまでの買い方は均等買いだったが~これを配分買い掲載する記者が出てきた~参考にしたようだ~

これはあるだろうと予測し~事務員に苦情対応説明をしておいた~なにせ一万円もするものだし~ヒントにもならないと思えば文句の一つもあるかもと~ところが一件もなかったので不思議だった~

この仕事も一年決めていた友人は利益があるのになぜ辞めるんだと聞いてきたので~こういうものはひと通り売れれば尻すぼみになって売れなくなる世代が変わって15年以上を経過してやれば~少しは売れるかもと説明した~

コレだけはそう当たるものではない~中には20代若い女性表面出し勝利の女神とか~そんな文句騙される方無知だ~中には一点張り的中~なんてものは甚だしい~

この手の予想屋登録料をだまし取り頃合いを見ては社名変更繰り返す~余程に人を騙すことが好きなようで~これは詐欺だ~なのに広告屋清水さんは~やってくれと云う~彼はそれも仕事なんだ~

集金旅行に行った

この仕事おまけ付いた~本屋さんはお堅い人ばかりと思っていたが<そうでもなかった>振り込み予定日が過ぎて催促をするが未入金の店舗が~あるある<京都・山梨・群馬・埼玉・福島など>

ドライブがてらに人と土地を知る良い機会だ~集金旅行に行こう~費用は集金で賄える~これまた楽しめた店主には残った在庫は小遣いにして下さいと~言っといた

71)輸入業をやってみたい

え~と次にやってみたいことは<一つあった>何でも良いので輸入品の販売経験したい~と思ったことがある~新聞に目を通すと・あった貿易実務教習週二回二ヶ月間行ってみよう~

これなら通信教育よりも早い<なんでもいいや本町に通うことにした>内容は書類の書き方や貿易取引の流れだった・なんとなく解った様な気も<要は国内商品が海外商品になるだけの事なんだが

それでは販売商品を探そう~この頃人気絶頂期近藤真彦がビリヤードをやりだし<テレビ放映されていた>これはブームになるかも~雑誌にビリヤードキューの販売が載ってるが~販売元アメリカだった~あれ~これは日本製なのに・どうしてアメリカの方が安いんだろうよくわからない

その日事務所前の通りを歩いていると女性に声をかけられた~誰だろうと振り向くと以前バンドのオーディションマニラで知り合ったマリアさんだった~驚いた~

彼女は来阪し結婚~子供も出来て~仕事レストランで歌ってるとか~それにしても偶然だ~連絡先を聞いておいた~彼女にアメリカの販売元オファーを出してもらおう~タイプライターを買ってきて英文でビリヤードキューとかの注文をしてもらった~

さっそく届いた商品をカメラ撮りしてスポーツ紙に広告を出す<最初の購入者は熊本からだった>遠方から注文が来るとは~やてみなきゃ解らないものだ~時々事務所に買いに来る人もいたが~それだけでは数は売れないのでビリヤード店営業にいってみようか~

営業はやったことはないがTVドラマとかのモノマネでいいや~電話帳でビリヤード場を探して出向いた~車は荷物を積める商業用のハイエースバンに買い替えて~ビリヤード用品を載せた~

ビリヤード場に行くと3軒に一軒買ってくれた~本数10~20本だ~<これなら地方営業に行っても売れそうだ>これは近藤真彦おかげかな~

ところが5ヶ月が過ぎ<国内メーカーから電話が入り>仕入れ先を尋ねられた~

おいらは馬鹿正直なので~つい仕入れ元を喋ってしまった~

72)輸入品は為替レートで価格変動

なぜメーカーから電話があったのだろう<その時には気付かなかった>ところが数日後にアメリカへ再注文した<メーカーの要望で取り引きを断られたどうやら国内より<輸入の仕入れが安かった>ようだ~れは為替レートによるものだと知った!

この時~1ドルは165円だった<アメリカの会社がそれ以前の円安契約として>ドル建ての卸価格で仕入れたなら~半値くらい買えたはずだ~

為替レートで輸出入価格がこれほどに変動するとは~ということは日本円が高い時にレートの低い国から輸入すれば<輸入品は安くなり・物価安になる>逆に<円安は輸入価格が上がり・物品は高くなる>

1ドルが何円かは知るも~市場価格反映されていることは<考えてもいなかった>と言うでビリヤードの輸入販売は出来なくなった~これ又・卒業なちゃった~

令和7年~日本米国内よりも外国の方が安かったドルやユーロ 建てなら安い~JA関係者2割高外国横流しをすれば良い儲けになる~外国から高くない備蓄米半分消えていた推測されても仕方ない~

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